2025/06/02
いい人がいない
25歳から34歳の未婚の独身者に独身でいる理由を尋ねると男女とも「いい人がいない」が最も多いそうです。しかし、この「いい人」という言葉が実に曖昧で、なんとなく雰囲気はわかる気もしますが、正確には理解できません。
まずは自分がいい人という人は、具体的にはどのような人を言うのかの定義の明確化から始めなければなりませんね。結婚相談所などで、自分のプロフィールを登録する際に必ず求められる事項があります。生年月日、身長、体重、出身地、現住所、職業、年収、資産、学歴、公的資格、家族構成、趣味などが一般的です。この項目を自分のプロフィール分として記入してみて、この自分が「いい人」と言える人はどのような人なのかを具体的に考えてみて欲しいと思います。
自分が何者かを記入してみると、人間を構成している諸条件は色々ありますが、意外に結婚相談所が使用しているフォーマットの項目くらいで、人間を定義できるのかもしれないと思ってしまいます。
次のステップとして、自分が「いい人」と言っている意味を冷静に考えて欲しいと思います。いい人という意味は、自分と同レベルか自分より優っているのか、あるいは自分よりも優れてはいないことを意味するのか、これを明らかにする必要があります。
さらに次のステップとしては、仮に自分より優れている人、同レベルの人、優れてはいない人などを決めたとしても、相手も当然相手を選ぶ権利がありますのでそれも考慮する必要がありますね。
次には、この「いい人」を選び出す手段を整理する必要があります。アプリでも良いし、結婚相談所でも良いし、また誰かの紹介でもよいのですが、とにかく手段を決めねば前進できません。
次にこの手段で進める場合の金銭的な根拠を明確にする必要があります。こうして「いい人」という漠然としたイメージを金銭的な根拠のある、現実的なレベルまで分解して自分の進む道を明らかにすれば、半分以上は解決されたようなもので、その先は自分の強い意志さえあれば解決するはずです。「いい人」がいないなどと言っている間は、仮にいい人が目の前に現れても、それを「いい人」と認識することさえできないような気がします。
人間という動物は、何かを始める場合に、雰囲気や感覚やイメージで考える傾向がありますが、第一ステップとしては仕方がないのですが、第二ステップとしてはもう少し自分の考え方を具体化して進める必要があるように思います。

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JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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